土間の米や灯油に安心したら すっかり降参して 白い世界に閉じ込められる インクは斜めに並ぶ背中のほくろ 明朝のまぶしさに瞬きしても ポストもしばらくは埋もれたまま 手探りの指先が言葉を散らばし あぶり出された傷が背中を焦がす どこかで 音もなく落ちる屋根雪 テーブルの端に積もる紙片たちも きっと春には溶けて 誰かに届く
雪に閉じ込められて
雪に閉じ込められて
雪に閉じ込められて
土間の米や灯油に安心したら すっかり降参して 白い世界に閉じ込められる インクは斜めに並ぶ背中のほくろ 明朝のまぶしさに瞬きしても ポストもしばらくは埋もれたまま 手探りの指先が言葉を散らばし あぶり出された傷が背中を焦がす どこかで 音もなく落ちる屋根雪 テーブルの端に積もる紙片たちも きっと春には溶けて 誰かに届く