ギャラクシティ
色も音もない夢を見ている
こころ丈夫な時間
都合のいい帳尻合わせ
無言の半球体に、星が灯りはじめる
驚くほど蒸発が早い、ざわめく水たまり
まるで、愛不能のバケツリレー
ままならない台詞の句読点たちは
最果てへ運ばれていく
忘れることで手放さずにいる
0番目の約束
初嵐はきららか、雨傘を閉じたり開いたり
めくれるページは、ため息の催眠術
傾いた地球から、銀河の横顔ずっと眺めてる
痛みより速く、破れない愛おしさで
ふざけて膨らませた頬、気ままに弾けたら
ここだけが安らぐ、暴風域
「それでは終わりたいと思います。まぶしいのでご注意ください」
生きてても死んでても
君んちの屋根に降り立つ